2024-01-01から1年間の記事一覧

折々の記 17

旧友からの誘い つい先日の事である。 朝の8時を回った頃に大学時代の友人からlineがあった。 「近隣のホテルに泊まって、バーベキューパーティーをやらないか?」 という嬉しいお誘い。 コロナ禍の前にも、一度4人ほどで集まってやったことがあったので、自…

折々の記 16

山燃える 山が燃えている。 黄緑色に燃えている。 新緑が燃えている。 気がつけば5月。 ゴールデンウイークは幸いにも好天に恵まれ、太陽の光を受けた山々は新しい命の萌える山肌を眩しく見上げる我々に惜しげもなく披露してくれている。 人間を含め、生き…

折々の記 15

桜咲き 桜散る 今年の桜は開花が遅れた。 例年なら3月の彼岸明けには開花し、3月末には満開を迎える。 今年はその3月の末に開花し、4月の7日頃に満開を迎えた。 私のお寺の前は桜並木があり、また池を挟んだ小さな公園にも何本かの桜が植えられており、この…

折々の記 14

もうそろそろ・・・ 今年は春が遅い。 2月は暖かい日が多かったせいか、桜の開花も早くなるのではと思っていたが、3月に入ってから寒い日が続き、当初の予想を大きく裏切って大阪の桜の開花予想はこの月の末日になるとのことだ。 私のお寺では毎年この時期に…

折々の記 13

なごり雪 空から 3月に入ってよく雨が降る。 一雨ごとに春が近づいていることにささやかな喜びを感じていた今日、朝から寒さがぶり返したような気配があった。 確かに空はどんよりと曇り、「ひと雨来るのかな?」と思っていると、小さな白い粒が手のひらに舞…

折々の記 12

今年はうるう年 早いもので今年も2月が終わろうとしている。 今年は4年に一度の閏年ということもあってか、ほんの少しだけ得をしたような気持になる。 たった一日、されど一日。 この貴重な一日をどのように過ごすのかで、その人の人間性が見えてくる。・・…

折々の記 11

春の陽射し 久しぶりに朝から気持ちよく晴れ渡った。 2月とは言え日差しはまさに春のそれである。 犬のお散歩コースにある白梅も八分咲きと、頃合いである。 わたしは梅花は蕾の頃が好きだ。 寒さの中に春の到来を予感させるものがある。 蕾が少し膨らんで…

折々の記 10

節分の日に思う 早いもので今年もひと月が過ぎ、節分を迎える。 本来節分は年に4回、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日をさす言葉であるが、いつの間にか立春をさす言葉のようになってしまった。 一陽来復 一年で一番寒い時期から再び季節が廻り始める…

折々の記 9

突然の冬、そして春の兆し 暖冬が続いていたと思ったら突然一級の寒波がやってきた。 近年、我が家の辺りは冬場と云えども雪を見ることが少なくなった。 ・・・そう思っていた所に雪が舞い降りてきた。 遠く北摂の山々を見渡すと雪雲がかかり、山肌が霞んで…

折々の記 8

友遠方より集まる また嬉しからずや 今年最初の土曜日、久しぶりに大学の友人たちが集まった。 毎年この時期に同窓会を行ってはいるのだが、久しぶりに見る顔があるのはうれしい事である。 齢60を超えると、それぞれの顔に深く人生が刻まれてくる。 話題は健…